- 葉渭渠《日本文學思潮史》筆記和考研真題詳解
- 圣才電子書
- 3216字
- 2021-05-21 22:18:35
7.2 考研真題與典型題詳解
一、穴埋め
1.下記は『源氏物語』に関する內容である。次の文章を読んで空所ア~コにあてはまる語句(作品等)を答えよ。(北京科技大學2012研)
A.『源氏物語』の作者は、當時の文化の擔い手であった受領階級藤原為時の子であり、この作品は、一條天皇中宮〔ア〕に出仕する頃(1007年)にはほぼ完成していたといわれる。
B.この物語の體裁が、主人公と女性との戀の模様を軸とする一代記であることや、抒情的、浪漫的作品となっているのは〔イ〕物語という歌物語をうけついでいることを示している。
C.この物語は、主人公〔ウ〕の一生を描いた前半の四十四帖と〔エ〕十帖といわれる薫大將を主人公とする後半に分けられる。
D.この物語の第一巻の名は、〔オ〕といい、「雨夜の品定め」で有名な〔カ〕へと続き、最終巻は〔キ〕である。
E.この物語が発表當初から世評が高かったことは、〔ク〕日記の作者が少女時代この物語に熱中していたと回想していることでもわかるが、更に、鎌倉時代に成立した最古の物語評論書といわれる〔ケ〕の中でも作者の非凡な創造力を絶賛していることも記憶したい。
F.江戸時代、本居宣長は、その著書『源氏物語玉の小櫛』で、この物語の本質を〔コ〕を寫すものと論じて、評価は定著したのである。
【答案】A:彰子;B:伊勢;C:光源氏、宇治;D:桐壷、帚木、夢浮橋;E:蜻蛉、無名草子;F:もののあはれ
【解析】《源氏物語》的作者是受領階級藤原為時之女紫式部。紫式部作為女官在宮中侍奉中宮彰子。全書共五十四帖,前四十四帖描寫光源氏的一生,后十帖被稱為“宇治十帖”,以光源氏之子——薰為主人公。從藤原道綱母在《蜻蛉日記》中的回想以及鐮倉時代成立的第一本物語評論書《無名草子》可以得知《源氏物語》自成書之初就廣受讀者的喜愛。本居宣長在《源氏物語玉小櫛》中將《源氏物語》的本質定為 “物哀(もののあはれ)”,后成為定說。
2.「源氏物語」は、主人公( )の一生を描いた前半の四十四帖と宇治十帖といわれる薰大將を主人公とする後半に分けられる。(國際關系學院2013研)
【答案】光源氏
【解析】《源氏物語》前44帖的主人公是光源氏。
二、次の答えから正しいものを選び、記號で答えなさい。
1.次の文章の中から正しいものを二つ選び、記號で答えよ。(北京科技大學2011研)
A.源氏物語の著者は、當時の文化の擔い手であった受領階層の子として生まれた。
B.源氏物語は『伊勢物語』や『竹取物語』とほぼ同じころに書かれた。
C.源氏物語は光源氏の一生を描いた前編と薫大將を主人公とする後編とに分けることが出來る。
D.源氏物語が世に現れた當初から世評の高かったことは、『紫式部日記』や『蜻蛉日記』により明らかである。
E.源氏物語の本質を本居宣長は「もののあはれ」にあると『湖月抄』において述べている。
【答案】A、C
【解析】《源氏物語》的作者紫式部是受領階級藤原為時之女。全書可分為兩部分,前部分描寫光源氏的一生,后部分描寫的則是光源氏之子——熏的故事。從藤原道綱母在《蜻蛉日記》中的回想以及鐮倉時代成立的第一本物語評論書《無名草子》可以得知《源氏物語》自成書之初就廣受讀者的喜愛。本居宣長在《源氏物語玉小櫛》中將《源氏物語》的本質定為“物哀(もののあはれ)”,后成為定說。
2.次の文章中の空所に入る作品名を、あとの語群から選んで記號で答えよ。(北京科技大學2012研)
現存する最も古い物語は(A)と(B)である。前者は作り物語であり、後者は歌物語である。歌物語は歌を中心とした物語で、後撰集前後に盛んに詠まれた。(C)や『平中物語』なども後者に屬するものである。作り物語は創作した物語で、仮作物語とも呼ばれる。この系統に屬すると言われる(D)は、琴の名手藤原仲忠を主入公とする長編物語であり、(E)は継子いじめの問題をとりあげて現実的に描いている。
以上の作品を融合してより高いものとしたのが『源氏物語』である。以後これに匹敵する作品はあらわれなかったが、物語熱は盛んで、(F)、『夜の寢覚』、『とりかへばや物語』、(G)などが作られた。これらはいずれも作品としての価値に乏しく亜流的なものであった。ただこうした中にも、(H)は短編集ながら、新しい時代の息吹きを感じさせる作品となっている。
[語群]
ア『伊勢物語』
イ『宇津保物語』
ウ『落窪物語』
エ『狹衣物語』
オ『竹取物語』
カ『堤中納言物語』
キ『浜松中納言物語』
ク『大和物語』
【答案】(A)オ;(B)ア;(C)ク;(D)イ;(E)ウ;(F)エ;(G)キ;(H)カ。
【解析】《竹取物語》和《伊勢物語》是現存最早的物語。《竹取物語》是傳奇物語,《伊勢物語》是和歌物語。《平中物語》和《大和物語》等屬于和歌物語。以琴藝高人藤原仲忠為主人公的《宇津保物語》和講述日本版灰姑娘的故事的《落洼物語》都是傳奇物語。《源氏物語》是傳奇物語和和歌物語的集大成。《源氏物語》以后物語文學創作依舊很興盛,出現了《狹衣物語》、《濱松中納言物語》等,但其文學價值都不高。只有短篇物語集《堤中納言物語》令人感受到新時代的氣息。
三、下記の日本文學用語を説明せよ。
1.もののあわれ(電子科技大學2014研)
【答案】「もののあわれ」は本居宣長が唱えた、平安時代の文蕓理念?美的理念。対象客観を示す「もの」と、感動主観を示す「あわれ」との一致するところに生じる、調和のとれた優美繊細な情趣の世界を理念化したもの。
【解析】“物哀”是本居宣長提出的日本平安時代的文藝理念和美的理念。這種情緒來源于客觀對象和主觀感受相一致之處,是將調和的、優美纖細的情趣理念化。
2.紀貫之(南開大學2012研)
【答案】紀貫之は『古今和歌集』の撰者のひとりであり、またその仮名序の作者でもある。ほかに、日記を実用から解放して、人間の內面を表現するための手段とする道を開き、仮名文字で女性の立場に立って『土佐日記』をも書いたのである。
【解析】紀貫之是《古今和歌集》的編撰者之一,也是其假名序的作者。紀貫之還假借女性之名寫了日本第一部用假名書寫的日記文學作品——《土佐日記》。
四、次の問題を簡単に答えなさい。
1.「もののあはれ」の文學精神を含む日本文學史上の代表作品を一つあげよ。それから、その文蕓理念を説明せよ。(北京科技大學2011研)
【答案】『源氏物語』「もののあはれ」は外界の事物(自然?人事)に觸れ、そこからしみじみとした感動を覚える情趣を言う。
【解析】“物哀(もののあはれ)”是《源氏物語》的美意識,主張情趣美。
2.「もののあはれ」の文學精神を含む日本文學史上の代表作品を一つ挙げ、説明せよ。(北京科技大學2013研)
【答案】『源氏物語』「もののあはれ」は本居宣長によって提出された『源氏物語』の美意識、文學意識である。『源氏物語』は紫式部の著したものであり、通常54帖よりなるとされる。およそ500名近くの人物が登場し、70年余りの出來事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む典型的な王朝物語である。戀愛小説であるが、自然と人事とが微妙に融合し、全編に「もののあはれ」の情趣を漂わせている。
【解析】“物哀”是本居宣長提出的《源氏物語》的美意識和文學意識。《源氏物語》的作者是紫式部,共54帖。長篇物語,有將近500名人物登場,描寫了70多年間發生的故事。它是包含近800首和歌的典型的王朝物語。雖然是戀愛小說,但自然和人事巧妙地融合在一起,全書充滿“物哀”的情趣。
3.作者は男子官僚であるが、女性に仮託し、普通男子の口で語れない私的な心情を告白し、後の女流日記文學の隆盛を促した作品は何か。(東北財經大學2012研)
【答案】『土佐日記』
【解析】《土佐日記》是日本最早的日記文學作品,由紀貫之假借女子之名所著。
五、文學の固有名詞に振り仮名を付けなさい。
1.「源氏物語」(國際關系學院2011研)
【答案】げんじものがたり
2.桐壺
【答案】きりつぼ
3.鎌倉
【答案】かまくら
4.藤原定家
【答案】ふじはらのさだいえ